価格競争に負けないコツ!|商品POP

商品POP

こんにちは!

お買い物が楽しいと感じること、それは小売店の商品デザインとPOP(Point of Purchase)にも大きな役割があります。
メーカーや小売店側がどのようにして顧客を引き寄せ、魅了し、購買意欲を高め価格競争に負けないPOPを表現していけばいいのかをお伝えします。

 

1. ブランドのストーリーを伝える!”なぜ(Why)”の明確化

同じ種類でも2割くらい高い商品が同じ陳列棚に並んでいる場合、顧客はなぜ?と価格の差に疑問をもちます。

その商品が特別で他の商品より少し価格が高いのかを知りたいと思います。
その疑問を小売店側がPOPなどで顧客に理解・納得してもらうアプローチが必要です。
納得感がないと顧客は商品の≪比較&検討・選択・購入≫のステップに進まないからです。

なぜ(Why)の要素は、ブランドや商品のストーリーを伝えるためのキーです。

例えば、小売店が地元の生産者から商品を提供してもらっている場合などや、コミュニティを支援している場合、POPにそのWhy!“なぜ”を表現しましょう。地元の風景や生産者のストーリーを掲載し、≪なぜその商品を提供するのか≫≪なぜこのように手間暇かけた商品を生んだのか≫を魅力的に伝えることが大切です。

 

2. 商品の利点を強調!”どのように(How)”の展示方法

その商品がなぜ独自的であるのか、その利点を強調しましょう。
どのように(How)の要素は、商品の特長を際立たせるのに最適です。
商品の使い方、特長、効果をテキストやイラストで視覚的に伝え、顧客に商品がどのように役立つかを明示化・表現していきます。

 

3. 購買の決断をサポート!”何を(What)”の具体化

最後に、具体的に商品自体の魅力を引き立てましょう。
価格、パッケージ、お得な情報など、何を(What)の要素を具体的に示します。
顧客が商品の選択を理解しやすくし、商品を試す機会を提供します。
例えば、試食スペースや商品の触れられるディスプレイは、購買意欲を高めるのに役立ちます。

 

事例|地元食材と生活雑貨

例えば、地元の生産者からの商品を提供する小売店があります。
この小売店は≪地元のコミュニティを支援し、持続可能な生活を促進する≫という使命を掲げています。
POPデザインには地元の景色や生産者の写真を使用し、商品に関連するコミュニティのエピソードをシェアしています。商品は地元で生産されたことを強調し、地元の価値を魅力的に伝えます。

商品POPの成功には、なぜ(Why)、どのように(How)、何を(What)の要素を統一し、顧客に訴えかけることが必要です。

まとめ

What だけの表現になっている状態である(商品名と価格を表示しただけ)では、顧客にその商品本来の価値を伝えることはできません。

顧客がなぜその商品が他の商品価格より高いのかを、小売店側は伝えなければならないのです。商品を陳列するだけで売ることは難しいでしょう。商品にパワーがあるものをのぞいては、、。

商品がもつ背景やストーリー・使命・誕生秘話などのWhyの部分をもっと表現していきましょう。

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